さぁ、梅雨に入ったことですし、お稽古も竹縄になってまいりました。
それにしても蒸し暑くて眠れない日々が続いておりますね。
皆様もご自愛ください。
...ということで、前回に引き続きお稽古レポートです。
6/25 《リモート稽古レポ》鰹武士編
○稽古内容
読み合わせ
体の部位を意識した発声(胸、鼻、頭など)
○感想
合いそうなキャラクターを連想しているうち、煉獄さんベース以外にも似合うものがあるものだと気づきました。また、どこから発声して武士を切り替えるか、そこが課題だと感じます。
ただ、イメージが掴めてきたので以前よりもセリフに深みが増したように思いました。
徐々に、進んでおりますね。
そこで美空しいらからの「スズメ」に関してのレポート!!
⚪人間の生活に密着した鳥。
⚪雀は人間のそばを好む。
(人の近くにいる方が色々便利)
⚪見張が得意。
⚪歩く時は両足揃えてチョンチョン飛び跳ねホッピング移動。
⚪水浴び砂浴び両方する鳥は雀だけ。1日1回はするほど綺麗好き。
⚪夏は特に繁殖期。年に2回は産卵する。
(巣は鳩、きじ、ウズラ、カモ、サギ、フクロウ、カラス、ニワトリなど色々な羽を集めて、ふわふわに作る)
⚪雀は鳳凰の雛とされ、人をよく見て善人だけに祝福を与える。
行いを見ている。
⚪豊かさの象徴。
なるほどなるほど。スズメ一羽落ちるのも神の摂理(ハムレット/シェイクスピア)ですものね。
そして6/26のお稽古レポート
こちらはお稽古の動画を観て、客観的に描いてもらいました。
【相坂憲孝】
自身の課題
お客様が何を見て笑うだろうという具体的なイメージが無い(おそらく、本来は役者が各自持っているはずのこういう役はこういう動きで見せると見ている側がわかりやすい、納得しやすいという基本の型のようなものが身についてない)
ため本来は完成したキャラクターを擦り合わせる工程がコミカルな動きというイメージを具体化する工程になってしまっていた
対策
①部屋に動きを練習できるスペースがなく、ほぼセリフ練習しか出来ていないため、動きの練習空間を何かしらの手段で用意する必要がある
②全身鏡やカメラを利用して自主訓練、その時に自分の動きを客観的に確認出来る環境をつくる必要がある
③インプットを増やす
インプット手段として阿比留先生から映像作品をお借りすることになりました
アベサダオの動きが演劇的な動きとして参考になるとお聞きしたので出演作品を視聴する
課題の深掘り
脚本整合性や隠れたギミックを読み込もうとするあまりお客様からどう見えるかの部分が全く意識されていなかった
対策
お客様視点からの設定取捨選択を意識する
脚本をただなぞろうとせず、物語自体が観客にどう伝わるか、その為には何を取捨選択するかを今一度考えること
今まで建築してきた「身体もろくに動かず妖怪にも仲間として見てもらえないが執念深く強かな努力で落ちこぼれの妖怪から何もかも恵まれた人間になろうとサトルを逃さないように本性を隠してお地蔵様になろうとする狸の置物の変幻か何か」というキャラ造形から一旦離れ、「京都の上級妖怪として次々に子どもを乗り換えて捨てて遊んでいる子どもを守護する大人(ママ)よりも凶悪で底知れない妖怪」をイメージして、サトルを見下し、転がし手玉にとるイメージを一旦訓練する
【のぐちひなの】
・初めて手放しでやって、少し動きに振りが付いてきた。
何となくサトル像が掴めてきた。
・動きに大人っぽさが残っている。
何となくポーズで子供の動きを表現しているように見えて、見ていてむず痒くなる
→最近サトルくんとドラえもんののび太くんに若干の接点を感じるので、アニメの少年的な動きに挑戦してみる。
・やはりあいさかさんとの動きをリンクさせるシーンにまだバラつきが見える。
→もっとあいさかさんを、お地蔵さんを知る。
(現在日程等擦り合わせて2人で出掛けるスケジュール調整中)
・初めて妖怪組の稽古に混じったが、妖怪組の動きを見られて良かった。
・妖怪以上の爆発力を動きで表したい。
→妖怪組の稽古にも混じって、妖怪組と動きのすり合わせをする。
自分への総評
まだまだ子供っぽさが見えて来ない。
小学三年生のク⚪︎ガキ、それであって少しピュアな部分を、発音の仕方や動きでもっと表したい。
私もかつてクソ⚪︎キだったので、その時の自分を叩き起したい…。
【美空しいら】
はじめに作ったライトなキャラクターだけだと、なんのひねりもないと不安に感じてしまう。
(シンプルなんだけれどもしっかりと見せるという演技を覚える必要がある。私は動きに逃げてしまう傾向があるのでコアを決めてブレないように作りたい。)
裏ポイントとしては、食べた後(後半部分)に持っていきやすいが、
ライトのみで前半部分駆け抜けるのは飽きてしまう為、ポイントで裏切る箇所だったり、抜いてみたりや客いじりなどのテクニックが必要になってくるが、その辺がまだ出来てない。
私は色々な思いつきで暴走しますので、つじつまが合わなくなったりと周りを巻込み混乱させますが、しっくりくるものを探したいのでよろしくお願いいたします。
立ち稽古では色々試せてよかったです。これは違うなというのも気付けたので、消去法で今度はこれで試すぞ!となってます。
【渡辺ナヲ】
○堂々とした動きはできていた
○ごちゃごちゃ動く妖怪2人と鰹武士のゆったり感は差別化(リーダー感が出てる)出来て良かったように思うが、もっとうごいてもいいのかも?
⬆️@雪達磨 この辺、監督的にはどうでしょうか?お聞きしたいです
○動きが全体的にもったりしている、セリフにもキレがない
▶改善法:セリフを言う前にビシッと動きを止めてから話す。キレを増す。ダンスをやっていた時のキレを活用したい
セリフの入り、語頭をハッキリさせる。もったり入らない
○男性としての立ち振る舞いが甘い
▶改善法:脇を開け、胸を張るということを意識づける。夜雀ちゃん真似してる時のクネクネを引きずらない
さてさて、盛り上がってきましたね。とりあえず現場からは以上です!
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